【体験者が語る】マンションから戸建てに住み替えて分かった、それぞれのメリット・デメリット

2025年10月21日

こんにちは、「がくノート」運営者のがくです。

僕は以前、中古マンションの最上階・角部屋という、誰もが羨むような条件の家に住んでいました。しかし、子供の足音が原因の騒音トラブルによって、その家を手放し、現在は千葉市内の小さな戸建てで暮らしています。（→【実録】騒音対策リフォームの見積もり4通を全公開！僕らが50万円の費用に絶望し、住み替えを決意した全記録）

「マンションと戸建て、結局どっちがいいの？」

これは、家探しをする全ての人が一度は悩む究極の問いだと思います。ネットには情報が溢れていますが、その多くは不動産会社の営業トークか、どちらか一方にしか住んだことがない人の意見ばかり。

この記事では、マンションの天国と地獄、そして戸建ての自由と現実の両方を経験した僕が、それぞれのメリット・デメリットを、忖度なしのリアルな本音で語ります。

まずは、僕が約5年間、中古マンションで暮らして感じたメリットです。

オートロック、管理人さんの常駐、防犯カメラ。マンションのセキュリティは、やはり戸建てにはない大きな魅力です。特に、妻と子供だけで留守番をする際など、この安心感は何物にも代えがたいものがありました。

全ての部屋が同じ階にあるため、掃除、洗濯、料理といった家事の動線が非常にスムーズ。階段の上り下りがないので、小さい子供がいても怪我の心配が少なく、老後も安心して暮らせるだろうなと感じていました。

鉄筋コンクリート造のマンションは、木造の戸建てに比べて気密性・断熱性が高いです。特に我が家は最上階だったため、冬でも日中は暖房いらずの日が多く、光熱費の面でも助かっていました。

次に、僕がマンション生活で感じ、そして最終的に住み替えを決意する原因となったデメリットです。

言わずもがな、これです。自分が「加害者」になる恐怖、そして「被害者」になる可能性。集合住宅である以上、この騒音リスクから完全に逃れることはできません。僕のように、たった一つの音が、平和な日常を地獄に変えてしまう可能性があるのです。

住宅ローンとは別に、毎月数万円の管理費と修繕積立金を払い続けなければなりません。これが家計に重くのしかかります。しかも、この金額は将来的に値上がりする可能性も。自分の所有物なのに、自由にならない「維持費」の存在は、大きなデメリットでした。

都心部に近いマンションほど、駐車場が敷地内に確保できない、あるいは機械式で車の出し入れに時間がかかる、といった問題が発生します。我が家も、駐車場代が別途月額でかかっていました。

次に、マンションを手放し、現在の戸建てに住み替えて感じているメリットです。

これが全てです。子供たちがリビングで走り回っても、ジャンプをしても、叱る必要がない。階下の住人に怯えなくていい。この「精神的な平穏」は、最高の価値です。

毎月の固定費だった管理費や駐車場代がなくなりました。もちろん、将来の修繕のために自分たちで計画的に貯金する必要はありますが、「誰かに強制される費用」がないだけで、精神的にも経済的にもかなり楽になりました。

我が家は小さな庭ですが、子供が安全に遊べるスペースがあるのは嬉しい誤算でした。また、玄関の目の前に車を停められるので、重い荷物を運ぶ時など、その便利さを日々実感しています。

もちろん、戸建てにもデメリットはあります。住み替えてから「これは大変だ…」と感じた点も正直にお話しします。

外壁の塗り替え、庭の手入れ、シロアリ対策…。マンションなら管理組合がやってくれる全てのメンテナンスを、自分たちで計画し、費用を捻出しなければなりません。

オートロックもなければ、管理人さんもいません。窓が多く、侵入経路も多いため、防犯カメラやセンサーライトの設置など、自分たちでセキュリティ対策をしっかり行う必要があります。我が家はホームセキュリティでセコムを導入しました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。「で、結局どっちがおすすめなの？」と聞かれれば、僕の答えはこうです。

僕たち家族にとっては、子供がのびのびと走り回れる「精神的な平穏」が、何よりも優先すべき価値でした。だから、僕たちは戸建てを選んで、心から満足しています。

この記事が、あなたの家族にとっての「最高の家」を見つけるための、一つのヒントになれば幸いです。

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この記事を書いた人

30代・2児の父。キャリアやマイホームの悩みと格闘した自身のリアルな体験談を通じて、あなただけの「最適解」を見つけるヒントを発信しています。現役営業マン。