こんにちは、当ブログを運営しているがくです。
僕は以前住んでいたマンションで、階下の住人から子供の足音に関するクレームを受け、最終的に引っ越しを決断しました。 (その経緯は、こちらの記事で詳しくお話ししています)
そのクレーム地獄の真っ只中で、藁にもすがる思いで購入した防音対策グッズの一つが、今回レビューする『音なし減さん』です。
結論から正直に言います。 この製品だけで、騒音トラブルを完全に解決することはできませんでした。
しかし、一定の効果と、何より「対策をしている」という精神的な安心感を与えてくれたことも事実です。
この記事では、僕が『音なし減さん』を実際に使ってみて感じたリアルな効果、メリット・デメリットを、忖度なしでお伝えしていきます。
このレビューは、こんなあなたのために書いています
- 子供の足音が階下に響いていないか、不安を感じている方
- 実際にクレームを受けてしまい、具体的な対策グッズを探している方
- 『音なし減さん』の購入を検討しているが、本当の効果が知りたい方
僕と同じように、悩み、苦しんでいるあなたの助けに、少しでもなれたら嬉しいです。
なぜ『音なし減さん』を選んだのか?
クレームを受け始めた当初、僕はまずリビングの全面に厚手のウレタン製プレイマットを敷きました。しかし、効果は限定的。次に考えたのが、「衝撃を吸収するマット」と「音を遮るシート」の合わせ技でした。
Amazonで「防音シート」「遮音シート」と検索して、レビューを読み漁る中で出会ったのが、この『音なし減さん』です。
- 比較的、手頃な価格帯であること
- DIYで、自分でも設置できそうだったこと
- 「子供の足音が軽減された」というレビューが多かったこと
リフォームのような大掛かりな工事はできないけれど、やれることは全部やりたい。そんな当時の僕にとって、最も現実的な選択肢に見えたのです。

大建工業 遮音シート 音なし減さんhttps://amzn.asia/d/5RbsawN
設置は簡単。
商品はたたまれた状態で届きます。
作業は、妻と二人がかりで行いました。 まずリビングに敷いてあるカーペットやプレイマットを全て剥がし、掃除をするところからスタート。
『音なし減さん』自体は、カーペットなどマットの下に敷くだけで設置が完了します。
不器用な僕でも、5分とかからずリビングカーペット下への設置が完了。手間がかからず設置できたのは、大きなメリットでした。
で、肝心の効果は?使ってみた正直な感想
さて、一番重要な「効果」についてです。
【自分たちが感じる音の変化】
敷く前と後で、自分たちの耳で感じる音は「少し鈍くなったかな?」という感覚でした。 子供が走り回る「タン、タン、タン!」という甲高い音が、「トン、トン、トン…」という少しこもった音に変わったような気がします。音自体が完全に消えるわけではありません。
メリット・デメリットまとめ
実際に使ってみて感じた、メリットとデメリットを正直にまとめます。
【メリット】
- 一定の遮音効果はある: 音が少し「こもった音」になり、衝撃が軽減されている感覚はありました。
- 精神的な安心感が得られる: 「やれるだけの対策はやった」という事実は、クレームに怯える身として、非常に大きな精神的な支えになりました。
- DIYで設置できる: 業者に頼む必要がなく、コストを抑えられます。
【デメリット】
- これ単体での完全防音は不可能: あくまで「軽減」が目的であり、「消音」はできません。過度な期待は禁物です。
- ルンバとの相性が悪い:カーペットがはがれた状態でルンバがこの減さんの上を通ると、ルンバの車輪で減さんの表面が傷つきます。発砲PE樹脂素材のため、爪を立てると跡が残るような素材感です。
『音なし減さん』は、どんな人におすすめ?
僕のこの苦い経験から、この製品がどんな人に向いているかを考えてみました。
【こんな人には、おすすめできる】
- まだトラブルにはなっていないが、予防として対策をしておきたい方
- ウレタンマットなど、他の対策と組み合わせて、少しでも防音性を高めたい方
- 「できる限りの対策をした」という事実をもって、ご近所さんと話し合いをしたい方
【こんな人には、おすすめできない】
- これ一枚で、今ある騒音トラブルを完全に解決したいと考えている方
まとめ:後悔はない。でも、これだけでは勝てなかった。
最終的に、僕たち家族は引っ越しという道を選びました。 では、『音なし減さん』を買ったことに後悔があるか?と聞かれれば、答えは「NO」です。
あの時の僕たちにとって、それは希望であり、できる限りの誠意でした。 しかし、子供二人の元気な足音と、ご近所トラブルという大きな問題に、このシート一枚で立ち向かうには、あまりにも力が足りなかった。それが僕の正直な結論です。
この記事が、かつての僕と同じように、暗いトンネルの中で光を探しているあなたの、一つの判断材料になれば幸いです。
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