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本の自炊は「裁断なし」が正解。スマホと月額500円のアプリで本棚を手放した話

「本は紙に限る」 ずっとそう思っていましたが、物理的な限界が来ました。

現在5歳と3歳の子供たち。 そろそろ子供部屋に机やベッドを置く計画を立てているんですが、ネックになったのが部屋を占拠している巨大な本棚です。

長年ため込んだ愛読書やビジネス書。 手放したくはないけれど、スペース確保のために背に腹は代えられません。

そこで重い腰を上げて「本の自炊(デジタル化)」に挑戦してみたら、想像以上にスマートな読書環境が作れました。

本の自炊、今は「裁断なし」のスマホ完結でいける

本の自炊といえば、本をバラバラに裁断して、数万円する専用スキャナーに通す……というハードルの高い作業が定番でした。 でも、今はスマホ1台あれば「裁断なし」で自炊ができます。

使ったのは「vFlat Scan」というアプリです。

本を開いてスマホのカメラを向けるだけ。 指の写り込みを消しつつ、湾曲したページを自動で真っ直ぐに補正してPDF化してくれます。

【補足】無料版と有料版(月額500円)の違い

vFlat Scanには無料プランと、月額500円のプレミアム(有料)プランがあります。

調べてみたところ、主な違いは以下の通りです。

  • 無料版: スキャン自体は可能ですが、見開きページの自動撮影機能に回数制限があったり、テキストを検索可能にするOCR(文字認識)機能が「月に10ページまで」とかなり制限されています。
  • 有料版: 月額500円で自動撮影機能が無制限に。OCRも「月3,000ページまで」と大幅に拡張されるため、実質使い放題に近い感覚で作業できます。

サブスクなので、家にある本をある程度スキャンし終わったらスパッと解約するつもりです。 必要な期間だけ500円で使い倒せるのは、かなり良心的だと感じました。

画質は「それなり」。まずは無料で試すのがおすすめ

正直に言うと、出来上がった画像の品質は「それなり」です。

本を裁断して専用スキャナーで読み込んだデータには、やはり敵いません。 ページが若干斜めになったり、本のとじ込み部分(ノド)の影が暗く写ったりすることもあります。

ただ、「スマホやタブレットで文字が読めれば十分」と割り切れる人には全力でオススメできます。 サブスクを契約しなくても、無料の段階で数ページのスキャンは試せるので、まずは自分の目で出来上がりの品質を見てから判断してみてください。 私は無料で試して「これなら許容範囲だ」と思えたので課金しました。

250ページの本が20〜30分。スマホ固定がコツ

実際の作業ですが、10冊ほど読み込んでコツを掴んでからは、250ページくらいの本なら20〜30分程度でスキャンできるようになりました。

楽に作業するための必須アイテムが「小型の三脚」です。 スマホを三脚で固定し、本をパラパラとめくりながら撮影していくと腕が疲れません。

ちなみに私はiPhone 13 Proを使っています。 カメラのフォーカス性能が良いのか、ピント合わせでストレスを感じることはありませんでした。 使うスマホのカメラ性能によって、ピントの合わせやすさや使い勝手は少し変わってくるかもしれません。

完全に機械的な単純作業なので、割り切ってYouTubeなどを見ながら進めています。

自炊データとNotebookLMの組み合わせがめちゃくちゃ便利

スキャンしたデータはGoogleドライブに保存し、iPhoneやiPadの「ブック」アプリで読んでいます。 左右のスワイプでサクサク読めるのでKindleに近く、読書体験としてはかなり快適です。iPadならPencilで手書きもできます。

さらに便利なのが、GoogleのAIノート「NotebookLM」との組み合わせです。

自炊データを入れるだけで、AIが画像内の文字を勝手に認識してくれます。 vFlat Scan側でOCRをかけ忘れても、NotebookLM側で文字として読み取ってくれる精度の高さには驚きました。

その本をソースに指定すれば、画面上で「第3章を要約して」といった指示が通ります。 分厚いビジネス書の内容をざっと把握したい時に、これほど頼りになるツールはありません。

資格勉強の「専属チューター」になる

これから資格試験の勉強を始める予定なんですが、ここでもNotebookLMが活躍しそうです。

参考書をまるごと投入すれば、内容を理解したAIが専属チューターになってくれます。 理解度をチェックするクイズやフラッシュカードを作らせたり、音声解説を生成させて通勤中にラジオ感覚で聞いたり。

紙の本をただめくるだけだった頃には戻れない効率の良さです。

知っておくべきグレーゾーンの話

すごく便利な組み合わせですが、運用にはいくつか注意点があります。Geminiで調べてみました。

まず、自炊という行為。 グレーと言われがちですが、自分が買った本を自分でスキャンして個人で楽しむ分には、著作権法の「私的利用」にあたり合法のようです。 (スキャン代行業者を使ったり、データを他人に譲ったりするのはNGです)

また、AIにデータを読み込ませる行為も、情報解析の範囲であれば原則として問題ないとのこと。

ただし、NotebookLMなどのクローズドな環境で「自分専用」として使うのが鉄則です。 AIが作った要約などを、そのままブログで公開するような使い方は避けた方が無難でしょう。

上記の内容については、ご自身でもよく調べて判断いただきますようお願いいたします。

まとめ

本棚を手放したことで、無事に子供部屋の勉強机やベッドなどの家具スペースを確保できそうです。 欲しい本があれば買ってすぐ自炊し、すぐに中古で売却すればコストも浮くかなと思いました。

本の置き場に困っている人は、裁断なしのスマホ自炊を一度試してみる価値はあると思いますよ。

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この記事を書いた人

30代・2児の父。キャリアやマイホームの悩みと格闘した自身のリアルな体験談を通じて、あなただけの「最適解」を見つけるヒントを発信しています。お出かけやガジェットなどのレポも書きます。現役営業マン。

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